保健指導の授業で「高齢者疑似体験」を行いました。この授業は耳が聞こえにくい、目が見にくい、腰が曲がり手足が不自由になるという設定で装具を付けて体験します。
色々なおばあちゃんが出来上がりました。歩く時に視野を狭くするメガネを付けているため、介助をする子と一緒に行動しました。
介助者は治療台へ患者さんに座ってもらい、口をゆすぐという単純な案内ですが、声かけやちょっとしたお手伝いをしなくては座ることもコップを持つことも難しいことに気づきました。
コインを落とし拾うことも見えにくいです。
お財布からお金を出したり、自動販売機でお金を入れるのも一苦労。
ここまでくるとだんだん身体も辛く、一つ一つの動きに達成感を感じ、椅子座り比べでは休憩する場面も見られました。
靴を履き替え、横断歩道を渡ってみました。外にはたくさんの危険があり、信号機の色や周りの通行人や車の音などがいつもと違うことがわかりました。
この体験を通じて、普段の生活の中でも医療者としても何か不自由なところがある方への配慮を学ぶことができました。
そして社会福祉協議会の方やボランティアの方々がいつも協力して頂けるおかげで、安全で楽しく学ばせて頂けます。本当にありがとうございました❗頼もしい歯科衛生士になれるよう、これからも頑張ります。